12/2、12/3に秩父夜祭が行われました。
秩父出身の会員がおり、そのご縁から地域の皆様と繋がりを持つことができ、今回参加の機会を頂きました。
国の重要無形民俗文化財・ユネスコ文化遺産に登録されている秩父夜祭。秩父の総社、秩父神社の例大祭で、京都の祇園祭、飛騨の高山祭とともに「日本三大曳山祭」に数えられ、毎年、12月2日(宵宮)・3日(大祭)の日程で行なわれます。
祭礼当日は絢爛豪華な2台の笠鉾と4台の屋台が曳行されます。若木睦は2日と3日に、本町、上町、中町に分かれて参加させていただきました。

本祭当日、冷え込む空気の朝を迎え、屋台曳行がスタートします。

張出を付けて芸座を組み立てて上演する屋台芝居は、美しく、伝統を感じることができました。


高張持ちや、茶瓶での販売のお手伝いもさせていただきました。
昼の曳行が終わり、夜に備えて体力を回復させます。屋台の美味しいご飯も頂きました。
夜が近づくと、さらに冷え込みます。防寒装備をさらに万全に整え、夜の曳行がスタートしました。

段々とまちに人が増え、更なる賑わいをみせてきました。


屋台の方向転換の際には、ギリ廻しと呼ばれる、テコの原理で車輪を浮かせ、軸(ギリ棒)を中心に回転させる、数十トンもの山車を人力で操る迫力ある技が披露されます。


すれ違い時には一旦山車を停め、屋台囃子は「大波」と呼ばれる力強い節回しの連続になり、山車に乗った囃子手とともにお互い負けじと囃し合います。

祭りもいよいよクライマックスとなり、最大20tもある笠鉾・屋台が団子坂と呼ばれる急坂を曳き上げられる様子は大迫力です。

そして坂を上り切ると、秩父夜祭のクライマックスを彩る花火が打ち上がります。冬の澄んだ空気のなかで、より鮮明で、ダイナミックに上がる花火。その美しさは忘れることができません。



いつもは御神輿を担いでいる私たちですが、このような歴史ある山車のお祭りに参加でき、とても嬉しく思います。大変貴重な機会となりました。
上町、中町、本町町会の皆様、私たちを温かく迎え入れてくださった地域の方々、本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
文責:若木睦広報
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