令和4年10月30日にOB芦川様よりお誘い頂き、「居神神社創建五百年祭」に参加させて頂きました。


明治21年(1888) 小田原藩最後のお抱え城大工であった香川文造高之の作
分厚い二重台輪と関東では珍しい八棟白木造が特徴
この五百年祭は当初令和2年7月の予定であったようですが、コロナウイルスの蔓延により約2年遅れでの開催となりました。本年は、「創建五百年」という非常に貴重な機会でした。新型コロナウィルス感染症対策として、一部参加者が制限されている中で参加させて頂き、會員一同期待に胸を膨らせておりました。

御神輿は、居神神社境内での祭典の後、急な階段を降り、鳥居では神輿を地面間近まで落とした上で潜り、お宮を出た後は台車に載せて小田原城馬出門まで一路巡行しました。






小田原城址公園内にて担いで渡御を行った上、休憩となりました。
居神神社に向けて氏子町内を台車の載せた上巡行し、一部地域から肩を入れての渡御となりました。
肩を入れた際には、小田原担ぎの特徴である神輿を担いだまま走る姿も披露されました。

また宮入直前では、御神輿を担いだまま回転するという、居神神社特有の担ぎ方をし、その勇ましい姿に見ることができました。


板橋見附の信号から神社前まで神輿が走り、鳥居に向けてあおったのちに神輿は宮入りしました。
<居神神社>
祭神
三浦荒次郎義意公
相殿
木花咲耶姫命
火之加具土神
新編相模国風土紀稿によれば、当社例祭は大永元年(1521)にはじまったとされており、今回の渡御順路はおおよそこの文書に書かれている通りに回った。また、小田原城馬出門での御祈祷は約70年ぶりのことだったそうです。
