令和元年 若木祭神輿渡御本祭
2019年11月09日更新

宵宮は滞りなく終わりました。一晩明けて本祭です。今年は11月3日(日)に行いました。

例年ですと若木祭は金、土、日だったのですが、今年は土、日、月祝。ここ数年は若木祭最終日での渡御でしたが、今年は日曜日に合わせ中日での渡御となりました。

本祭日の集合は朝9時、控え室に集まった會員は持ち場に分かれて準備を始めます。

教室では担ぎ手受付
御仮屋では神輿の最終調整

また、今年は若木睦結成十周年記念でタオルを製作しました。

記念タオル

御仮屋での準備中、國學院大學公式マスコットのこくぴょんが遊びに来てくれました。

こくぴょん見参
ジャーンって感じでしょうか?

下で準備している間、教室では‪萠黃會‬様に神輿の先導をしていただく猿田彦の着装をしていただきました。

天狗という地域もありますよね

神輿を神殿前に移動し、発御祭に備えます。

本日の発御祭は瑞玉會様に御奉仕いただき、楽人は青葉雅楽會様、豊栄舞と巫女はみすゞ會様に御奉仕していただきました。

神輿の前には神饌を供えます。
祝詞奏上
豊栄舞
玉串

発御祭は12時より執り行われました。

そして12時40分、いよいよお発ちです。


3年竹内副会長の拍子木で担ぎ上げられまずは金王八幡宮を目指します。

担ぎ上げられた神輿

神輿が上がると早速校門を出ました。

金王さんへ向かう途中、今年も川名硝子店さんにて神輿を差しました。

川名硝子店様にて

今年は前を押さえる役を神輿に慣れてきた1年生にも率先してやってもらいました。何事も経験、来年以降に活かしてほしいです。

金王八幡宮参道を行く神輿

神輿はいよいよ金王八幡宮へ

ここでの拍子木は3年書記戸澤が務めました。


木が入り神輿を馬に降ろすと正式参拝を受けます。

正式参拝を終えるとしばしの休憩、給水&ちょっとしたおしゃべりタイムです。

お発ちを待つ神輿

休憩が終わるとお発ちです。ここの拍子木も3年書記戸澤が担当しました。

道を挟んで鎮座する豊栄稲荷神社で神輿を差し、神輿はいよいよ明治通りへ向かいます。

豊栄稲荷神社にて

今年も蕨手には提灯と天皇陛下御即位の記念綬をつけました。

神輿は明治通りに出て、氷川神社の入口を目指します。

明治通り

明治通りは渡御する道の中で一番交通量が多くなります。警備班はトラロープをしっかり張って渡御をアシストします。また、警備には今年も神社信興研究會(神興研)様にお手伝いいただきました。

警備班のみなさん

神輿は並木橋の交差点を越え進みます。


明治通りの渡御も終わり氷川神社の参道へ入ると警備班も一安心です。今年も事故なく明治通りを通過できました。

右前棒には地元、渋谷氷川睦様に入っていただきました。

氷川睦様会館の正面で神輿を差し、氷川神社へ入ります。

氷川神社入口から納めまでは今年も「どっこい」担ぎで行われました。


セエーの歌い出しから「甚句」が入り、江戸前とは違う顔を見せます。

氷川神社下、納めの拍子木は3年広報補佐芦川が務めました。

甚句の〆にこの日のために作った「國學院甚句」が歌われ無事に納まりました。

ここで暫し休憩をはさみ氷川神社社殿を目指します。

いよいよお発ちです。お発ちの拍子木は3年総務岩坪が務めました。

待ち受けるのは社殿前まで続く階段、慎重に登っていきます。

社殿前まで担ぎ上げるとしばらく揉まれます。

社殿前の拍子木は4年宮本が務めました。4年生にとっては最後の若木祭の拍子木、感慨深いものがあったと思います。

また、ここ以降の拍子木は全て4年生が務めました。


神輿が納められると一本締めをし、正式参拝を受けました。

氷川神社様では御神酒もいただきました。

正式参拝を終えると全体写真の撮影を行いました。


その後、各学年毎や友人同士などで撮影会となりました。

氷川神社お発ちの拍子木は4年広報森が務めました。


お発ちした神輿は國學院大學五号館下の御仮屋を目指します。

立地的に氷川神社を出たら五号館は目の前、すぐに納めとなりました。

拍子木は4年下村が務めました。

ここでぱらっと雨が… 念のために提灯に防水対策(ラップ)を行いました。

五号館下で暫し休憩をとり、渡御の最後である学内渡御が始まります。拍子木は4年會長補佐新家が務めました。


神輿渡御最後の拍子木は4年會長山口が務めました。

神輿は何度も何度も迫って来ては下がるを繰り返しました。

最後、神輿が真っ直ぐ會長の元へ担ぎ込まれると拍子木が入り、神輿は馬に下ろされました。

その後會長による三本締めを行いました。


その後、還御祭式典が瑞玉會様の手により執り行われました。

今年のお役目を終えた神輿

その後、神殿前で最後の写真撮影を行いました。

その間に五号館下の御仮屋は解体され、神輿も神殿前から五号館下に移動すると担ぎ棒の解体が行われました。

片付けがひと段落つくと院友会館で直会が行われました。

この直会の終了をもって第四十七回若木祭神輿渡御本祭の予定が全て終わりました。

当日、ここまで渡御が活気付き、滞りなく進んだのはOBOGの皆様、神道六部会、協力学内団体、外部友好団体の皆様のおかげがあってこそです。

若木睦は國學院大學の学生サークルなので、毎年人が変わります。頻繁に人が変わっていく分、技術の継承や引き継ぎなどは大変ですが、この伝統を絶やすことなく神輿渡御が続けられるように尽力して参ります。

最後になりますが、令和元年度第四十七回若木祭神輿渡御に関わっていただいた皆様、本当にありがとうございました。

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