大磯海開き
2018年07月01日更新

7月1日、神奈川県大磯町の夏の始まりを告げる大磯海開きが行われました。

この祭りでは海水浴場の安全等を祈願し、海開き当日に神輿の浜降りが行われます。今回はこちらに参加させていただきました。

神輿は二基で、担ぎ方は神奈川県独特の「どっこい」という担ぎ方です。ナガヤは二本で頭を内側に入れ、手を向かい側に突っ張って担ぎます。今回がどっこい初体験という会員がほとんどでした。

海に入る前に神輿は海の家と砂浜を練り歩きます。

当会会員も肩を入れます。

会長も笑顔で箪笥を叩きます。

雲ひとつない青い空と神輿、いいですね。

甚句が歌える会員(広報)は拡声器片手に甚句も歌いました。

ここで砂浜の渡御は終わり、いよいよ海に入ります。

海に入った神輿は海の安全を祈願しつつ、勇壮に威勢良く担がれました。

そして海から上がり、神輿は最後の盛り上がりを見せます。

二基の神輿が西湘バイパス下で甚句に合わせて大きく揉まれます。

最後までしっかり肩を入れます。

その後、神輿が降ろされると三本締めを行い、お開きになりました。

今回の参加者、みんなびしょ濡れですが終始笑顔で担いでいました。

本来ならここで解散となる予定だったのですが、せっかく海水浴場で浜降りしたという事で、お清めした海で少し遊んでから帰りました。

泳いだり、カニを見つけたり…とにかく単純に海で遊びました。

どっこい神輿の甚句、箪笥の調子、足の運びや掛け声を体験し、初めてだったけどちゃんと担げた、神輿の大きさの割には担ぎやすかったという感想もありました。海では神輿の上に乗った会員も居て、とにかく楽しかったとの事でした。

「どっこい」という普段の江戸前と違った神輿文化に触れ、神輿も遊びも共に満喫できた1日になりました。

 

甚句 〜大磯名物〜

大磯名物

大磯名物左富士

松の緑と吹く風は

今も昔も変わらない

その名も高き宿場町

西行法師や虎御前

鴫立沢かこゆるぎか

西にそびえるよ

富士の山

 

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