國學院大學若木祭の伝統ある「神輿渡御」を運営するサークル

第124回 卒業式(2016,320)_7208三月二十日、國學院大學にて第一二四回の卒業式が行われ、若木睦の第六期會員方も卒業されました。

卒業生方の動きを中心とした全貌は学部ホームページに掲載されておりますので、この記事では現役會員の活動を中心に伝えさせていただきます。

一つの発案から始まった壮大なプロジェクト

若木タワー18階にて卒業謝恩会が行われることが知らされた時、若木睦會員の間でも、何とか先輩を快く見送ることが出来ないかと各々が考えていました。

そんな時、若木睦相談役である山名氏の発案で謝恩会に神輿を「飾る」ことになり、若木睦の卒業生方を御見送りする次第となったのです。
しかし、ただ「飾る」と言っても様々な障壁がありました。18階までどうやって神輿を持っていくのか?準備はどうしようか?そもそも誰がどうやって神輿を組み立てるのか?

実は神輿を組み立てられる會員が現卒業生の中にしかおらず、現役會員に組み立てられる人がいなかったのです。困り果てた会員は、その現卒業生である本會五代目会長に神輿の組み方の享受を申し入れました。

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私たちが申し入れをすると、五代目は快く引き受けてくださいました。もちろん五代目には謝恩会で神輿を出すことは秘密です。

私たちは神輿の組み方を短い時間で一所懸命に覚えました。また、五代目の伝授しようという熱い思いから私たちは祝賀会を成功させたいという思いを更に強固にしていきました。

謝恩会当日、更に難関が訪れる

神輿の組み方を何とかして覚えた我々は、いよいよ当日の準備を迎えます。

組み方という難関を越えた我々でしたが、いざ当日準備をしていると新たな問題が浮上してきました。

まず、神輿の部品が倉庫から見つかりません。今年度の若木祭を最後に神輿は出していなかったので、どの道具が倉庫のどこにあるのか、その捜索からスタートしました。

そして、担ぎ棒をどうやって18階会場まで運ぶのか。一番長い担ぎ棒は搬入用エレベーターにも乗せることが出来ませんでした。重さ数十キロあるであろう担ぎ棒を我々は手で運ぶしかありませんでした。

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一本の長い担ぎ棒を階段で二人で運ぶという作業は我々の想像する以上に大変でした。皆で汗だくになりながら一段一段担ぎ棒を持ちながら運んでいくのでした。

いざ神輿棒を運び終わった後も問題は山積みでした。担ぎ棒の搬入に予想以上の時間がかかったため、神輿を組み立てる時間がかなり限られました。

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ステージの横で組み立てを開始した我々は、大急ぎで神輿を組み立てていきました。しかし、神輿の組み立てを一度しかやったことのない會員は、限られた時間の中というのもあってかなり組み立てに苦戦していました。このとき、先輩の偉大さを何度実感したことでしょう。

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縛って組んでいくのはいいのですが、なかなかうまくいきません。どうしても緩んだり、ズレが生じたりしてしまいます。それでも組み立てるしかありません。

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18階に持ってきたからには先輩方に恥をかかせる訳にもいきませんし、先輩方を快く見送るしかありません。準備の中で、皆の思いは一つになっていきます。周りの先生や職員方の煽りを受けながら、なんとか神輿を完成させていきました。ただ、時間がなさ過ぎて担ぎ棒二本のみの組み立てで終わってしまったことは悔やまれるばかりです。

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しかしながら、謝恩会が始まったとき先輩方にたくさんのお声がけを頂きました。六代目會長からも「18階に来た時に、神輿が組んであるのを見たときは感動した」との言葉を頂き、我々現役會員たちも神輿を「飾った」甲斐があったと労いを交し合いました。

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その後各卒業生方に名入りラベルの日本酒を記念品として贈呈しました。それぞれ一人ひとりにオリジナルで日本酒を用意する作業も大変なものでしたが、準備した甲斐がありました。

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最後に本會OBである吾妻氏が乱入し、樽日本酒を献酒してくださいました。五部会の元會長と武田神道文化学部長で鏡開きをし、皆でそのお酒を頂きながら祝賀会はお開きとなりました。

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神殿前で全員の集合写真を撮った後、楽しく飲み会へ向かっていくのでした。

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今まで若木睦を支えてくださった先輩方には感謝してもしきれません。それは全會員とも同じ思いでいると思います。先輩方の存在はそれだけ大きすぎるものでした。先輩方はこれからそれぞれの道へ羽ばたいていきますが、現會員である我々は先輩方の思いを途絶えさせることなく引き継いでいかなければなりません。若木睦が今後どう発展していくかは我々にかかっているのです。そんなことを特に感じた一日となりました。

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