設立趣意

若木睦 設立趣意 要約版

私共が在学している神道文化学部は、神職を志す者が集う場であり、日本古来の信仰である神道を、国内外の多種多様な宗教と比較理解する学部です。

この学部は未だ開設9年目と浅く國學院大學内でも小さな学部であるにもかかわらず、神職を養成する唯一の学部として立派に存在しております。

しかし、神道文化学部の学生はこれを誇りとせず、十分な結束が出来ていないのが現状です。

そんな中、平成21年11月3日に行われた國學院大學第127回若木祭において、7年ぶりの神輿渡御を再興しようと話が持ち上がりました。

そして、神輿渡御實行委員會が設立されたのです。私共が神輿渡御再興に向け行動を起こした時、先生方をはじめ大學職員方、諸先輩方の力強い支援と大きな繋がりを感じました。これを失うようなことをしてはならないと決心したのです。

また、計画を起草する時には7年前の實行委員長にお会いし、37回を数える神輿渡御の歴史があることも痛感しました。

そして、計画が最終段階に入ると多くの友人が協力に来てくれ、それが大変うれしく励みになりました。

この實行委員會で斎行した神輿渡御で神様と一体化する貴重な体験と神恩へ感謝することの大切さを広く学生に広めること、そして歴史の伝承と多くの繋がり、仲間の大切さを広めることを主眼に、神道文化学部の学生に限らず國學院大學の沢山の学生に実感してもらいたいと感じ、國學院大學の学生が結束する一大神事として継続したいと考え神輿渡御の継続に動き出しました。

今年よりこの若木睦を中心に賛同奉仕者と共に神輿渡御を運営し、伝統を守ることを第一に考え、ここに若木睦の設立を願いたく以上を趣意書と致します。

原版:平成22年4月1日
※創案者の意思により要約版を掲載しています。